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令和4年第3回定例会(第5号) 本文 開催日:2022-09-09
令和4年第3回定例会(第5号) 名簿 開催日:2022-09-09

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  1. 桑名市議会 2022-09-09
    令和4年第3回定例会(第5号) 本文 開催日:2022-09-09


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-09-09: 令和4年第3回定例会(第5号) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 92 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  議長辻内裕也選択 2 :  議長辻内裕也選択 3 :  議長辻内裕也選択 4 :  18番(倉田明子選択 5 :  議長辻内裕也選択 6 :  副市長平野勝弘選択 7 :  議長辻内裕也選択 8 :  18番(倉田明子選択 9 :  議長辻内裕也選択 10 :  市長伊藤徳宇選択 11 :  議長辻内裕也選択 12 :  18番(倉田明子選択 13 :  議長辻内裕也選択 14 :  統括監兼市長公室長(近藤 正) 選択 15 :  議長辻内裕也選択 16 :  18番(倉田明子選択 17 :  議長辻内裕也選択 18 :  市民環境部長金子洋三選択 19 :  議長辻内裕也選択 20 :  18番(倉田明子選択 21 :  議長辻内裕也選択 22 :  保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也) 選択 23 :  議長辻内裕也選択 24 :  18番(倉田明子選択 25 :  議長辻内裕也選択 26 :  保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也) 選択 27 :  議長辻内裕也選択 28 :  18番(倉田明子選択 29 :  議長辻内裕也選択 30 :  保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也) 選択 31 :  議長辻内裕也選択 32 :  18番(倉田明子選択 33 :  議長辻内裕也選択 34 :  教育部長(高木達成) 選択 35 :  議長辻内裕也選択 36 :  18番(倉田明子選択 37 :  議長辻内裕也選択 38 :  教育部長(高木達成) 選択 39 :  議長辻内裕也選択 40 :  18番(倉田明子選択 41 :  議長辻内裕也選択 42 :  教育部長(高木達成) 選択 43 :  議長辻内裕也選択 44 :  18番(倉田明子選択 45 :  議長辻内裕也選択 46 :  教育部長(高木達成) 選択 47 :  議長辻内裕也選択 48 :  18番(倉田明子選択 49 :  議長辻内裕也選択 50 :  都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治) 選択 51 :  議長辻内裕也選択 52 :  18番(倉田明子選択 53 :  議長辻内裕也選択 54 :  都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治) 選択 55 :  議長辻内裕也選択 56 :  18番(倉田明子選択 57 :  議長辻内裕也選択 58 :  12番(冨田 薫) 選択 59 :  議長辻内裕也選択 60 :  統括監兼市長公室長(近藤 正) 選択 61 :  議長辻内裕也選択 62 :  12番(冨田 薫) 選択 63 :  議長辻内裕也選択 64 :  市長伊藤徳宇選択 65 :  議長辻内裕也選択 66 :  12番(冨田 薫) 選択 67 :  議長辻内裕也選択 68 :  都市整備部長(西尾英哲) 選択 69 :  議長辻内裕也選択 70 :  12番(冨田 薫) 選択 71 :  議長辻内裕也選択 72 :  上下水道部長(栗原繁憲) 選択 73 :  議長辻内裕也選択 74 :  12番(冨田 薫) 選択 75 :  議長辻内裕也選択 76 :  上下水道部長(栗原繁憲) 選択 77 :  議長辻内裕也選択 78 :  12番(冨田 薫) 選択 79 :  議長辻内裕也選択 80 :  都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治) 選択 81 :  議長辻内裕也選択 82 :  12番(冨田 薫) 選択 83 :  議長辻内裕也選択 84 :  上下水道部長(栗原繁憲) 選択 85 :  議長辻内裕也選択 86 :  12番(冨田 薫) 選択 87 :  議長辻内裕也選択 88 :  都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治) 選択 89 :  議長辻内裕也選択 90 :  12番(冨田 薫) 選択 91 :  議長辻内裕也選択 92 :  議長辻内裕也) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                     午前10時00分 開議  ○開議の宣告 議長辻内裕也)  出席議員が定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程及び議事説明員は、配付のとおりでありますので、御了承願います。  これより、日程に従い取り進めます。    ───────────────────────────────────────  ○会議録署名議員の指名 2: 議長辻内裕也)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、伊藤惠一議員及び渡邉清司議員を指名いたします。    ───────────────────────────────────────  ○一般質問 3: 議長辻内裕也)  次に、日程第2、一般質問を昨日に引き続き行います。  それでは、通告がありますので、発言を許可いたします。  18番 倉田明子議員。 4: 18番(倉田明子)(登壇)  会派「絆」の倉田明子でございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいまより一問一答方式で一般質問をさせていただきます。  本日は、大項目1番にありますように、持続可能なまちづくり、全員参加でますます魅力的な桑名にという観点から大きく4点質問させていただきます。
     それでは、大項目1番、持続可能なまちづくりについて、中項目1番、桑名を愛し、桑名をよりよくするために地域に貢献しようとする心意気、シビックプライドについて2点質問させていただきます。  シビックプライドは、産業革命真っただ中のイギリスが起源と言われております。それまでイギリスの都市は王侯貴族や教会が中心でした。それが商工業の発展により、力をつけていった市民階級が市民主導で都市を誇りあるものにしようと活発に動くようになりました。シビックプライドを基に都市が形成され、シビックプライドが起点となって文化や経済が成熟していきました。地域や国の力を向上させ得るシビックプライドの考え方は、その後、世界中で重要視されるようになったと言われております。  このシビックプライドの考え方は子どもや若者が自分たちのまちがどんなまちで、どうしたらもっとよくなるかを考え、提言する子ども議会、若者議会と相通ずるものがあると思います。近年、多くの自治体において、子ども議会、若者議会が開催されており、中には山形県遊佐町の少年議会や新城市の若者議会などのように、単発のイベント参加的なものではなく、継続的に関わる。首長や行政の意見が提言にとどまらず、割り当てられた予算の使途を子ども、若者が決めるといった例もあります。  参加した子どもの声を一部紹介させていただきます。憧れる大人たちをたくさん見つけることができた。自分でも地域のために動くことができることを知った。様々な視点から考える力がついた。課題を見つけることができた。まさにシビックプライドです。  昨年、当市においても、中学生議会がコロナ禍で意見交換となったとのことですが、開催され、すばらしい提案が出されたと聞いております。  そこで、1)昨年開催された中学生議会(意見交換会)での提案に対するその後の対応についてお聞きいたします。  また、子ども議会、若者議会はどの年代の子にもひとしく機会を設けるためにも予算化し、毎年継続して開催することが望ましいと考えますが、2)「こども議会」や「若者議会」として、毎年開催する考えは、をお聞かせください。よろしくお願いいたします。 5: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  副市長。 6: 副市長平野勝弘)(登壇)  おはようございます。  倉田明子議員の一般質問1、持続可能なまちづくりについて、(1)シビックプライドについて、2点御質問をいただいておりますので、順次御答弁を申し上げます。  議員からは、シビックプライドについての御案内をいただきました。若者が自分のまちに関心を持ち、自分自身が関わるという当事者意識を持つことはとても大切でありますし、それによって愛着が生まれ、誇りを持っていただくことは、市にとっても大きな意味を持つと考えております。そうした機会の一つに中学生議会はなったと感じております。  そこで、1)、昨年開催された中学生議会について、まず、提案に対するその後の対応についてでございます。  議員御案内のとおり、本来であれば、公募で参加した中学生に議長役と議員役、そして、提案者である市長役に分かれてもらい、予算100万円を上限に実現したい内容を本会議場で議論し、採決まで行う予定でありました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大により中学生議会を中止とし、代わりに参加者と市長議長を交えた意見交換会として開催し、中学生から三つの提案をいただいております。  一つ目の提案は、桑名駅自由通路内にベンチを設置し、駅利用者の利便性の向上を図るものであります。桑名を訪れる方への優しい玄関口にしたいという思いから、桑名の豊かな自然と地場産業をアピールするため、間伐材を使用したベンチを設置する提案でありました。11月中の設置に向けて取組を進めているところであります。  二つ目の提案は、放置竹林問題に関心を持ってもらうとともに、桑名の竹を使用した製品のPRを行い、竹の活用を推進するものであります。この提案により中学生、桑名工業高校、NPO法人や民間企業等が連携して、桑名産の竹を使用したボールペンを製造、販売することになりました。  三つ目の提案は、ヘルプマークの普及啓発であります。義足や病気がある方で外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方が周りの人から助けを得られやすくするためのヘルプマークは、画期的ですばらしいマークでありながら、認知度が低く、浸透していない状況にあります。そこで、動画を作成して普及啓発を行いたいという提案でありました。桑名市の公式ユーチューブやツイッター等に配信して多くの人に知ってもらうため、動画の作成に中学生にも関わっていただき、今年中の配信に向けて取り組んでいるところであります。  議員御案内のとおり、意見交換会において提案の内容や提案しようと思うに至った経緯など、参加した中学生の桑名のまちづくりに対する思いを聞く機会となり、非常に有意義な取組であったと受け止めております。今後、事業が実現した際には、市民の皆様にも中学生たちの思いが形となったことを市のホームページや広報くわなに掲載するなどしてお知らせをしたいと考えております。  次に、2)「こども議会」や「若者議会」として、毎年開催する考えはについてでありますが、以前は小学生、中学生が自分の思いを発表する子ども議会を5年に一度開催しておりました。令和3年度になって初めて、主権者教育の一環として、公募した中学生が主体的に参加して提案を行う中学生議会を実施しております。中学生の提案に予算を付与することから、実現可能な提案とするために中学生が何度も打合せを重ね、開催方法から提案、質問、答弁の作成を経て実施に至るまで、半年程度の期間を要するものと思います。そうしたことから、学校行事、塾、部活など、非常に多忙な中学生でも在学中のいずれかの学年で参加できるように、中学生議会は3年に一度の開催としているところであります。  いずれにいたしましても、桑名をよりよいまちにするために自分自身が関わるという当事者意識、いわゆるシビックプライドの醸成は、社会の課題や選挙の争点を自らのことと捉え、政治に参加するきっかけをつくる主権者教育に沿うものであり、ひいては桑名に対する愛着や誇りを高めることにつながるものと考えております。今後につきましても、エネルギーに満ちあふれた次世代を担う若者の提案をこれからの市政やまちづくりに生かしてまいりたいと考えております。よろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 7: 議長辻内裕也)  倉田議員。 8: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  提案するに当たって、中学生の子たち、すごく桑名市のことを調べたと思います。どうしたらもっとよくなるか、どういうふうに何を伝えたら、市のほうに伝わるのかということも考えたと思うんですね。自分たちの提案が形になったら、またこれからの形になるということなんですけれども、子どもたちの自尊心にもつながると思いますし、周りの大人にも必ず広がっていくと思うんですね。大人を動かすのはなかなか難しいですけど、子どもが動けば、まさに大人も引き続いて動いていくと思います。これがまさにシビックプライドで、このシビックプライドの醸成が持続可能な桑名の基盤になると思います。  そこで、確認の意味で一つだけ再質問をさせていただきたいんですけれども、3年に一回開催されるとお伺いしました。私は毎年と言ったんですけれども、子どもたち、ひとしく満遍なく携わることができれば、それは1年であろうが3年であろうが構わないと思うんですけれども、予算をつけるというところが私はすごく肝腎なことだと思っておりまして、自分たちの提案が形になる。市のためになるということが肝腎だと思うんですね。それで、3年に一度の中学生議会には予算というものがつけていただけるかどうかを再確認したいと思います。よろしくお願いいたします。 9: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  伊藤市長。 10: 市長伊藤徳宇)(登壇)  おはようございます。  倉田議員の再質問に御答弁を申し上げたいというふうに思います。  これまで子ども議会でありますとか、中学生議会ということで、子供たちの声を聞き、それをまさに形にしていくということ、議会という形式を活用して取り組んできたところであります。私が一番心に残っているのは、一番最初の子ども議会で中学生の方たちが駅前でたばこが臭くて、私たちは通うのが嫌だというお話をいただいたところ、それを市議会のほうの皆さんがしっかりと受け止めていただいて、桑名市の路上喫煙防止に関する条例を桑名市議会初の議員提案の政策条例という形でつくっていただいたことを大変すばらしいことだというふうに思っておりました。子供たちの提案が形になったということを議会の皆さんがまずやっていただいたということは、すばらしいことだというふうに思っています。  今回の中学生議会は予算をつけて、より自分事として提案できるものということで取り組ませていただいたところでありますけれども、3年に一回実施をしていきたいというふうに思っておりますが、この予算をどうつけていくのかということにつきましては、形も議会という形式でやることもありますので、議会の皆さんとしっかりとコミュニケーションを取らせていただきながら、どういう形でやるのがいいのかしっかり判断して進めてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。                   (18番議員挙手) 11: 議長辻内裕也)  倉田議員。 12: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  うちの近所の子なんですけれども、話をしていて、僕は将来、物を作る人になりたい、それはこの建物をお父さんが造ったんだよといって、それはすごくすばらしいことだなと思った。だから、自分も子どもに自慢できるように物を作る仕事に携わりたいとその子は話していたんですけれども、まさにそれで、子どもたちが桑名市のことをいろいろ見て、例えば今回はベンチが形になるそうなんですけれども、そのベンチをその子がお父さんやお母さんになったときに、これ、お父さんがつくったんだよ、これ、お母さんが提案したんだよといったら、必ずやその子たちも自分たちも何か提案したいなと思うに違いないと思うんです。そうすると、現在の子ども、そして、今の大人たちにも影響するとともに、これからの子どもたちにも影響すると思いますので、そういう意味でも提案させていただきました。市長、副市長ともに前向きな御答弁をいただけたということで期待したいと思います。ありがとうございました。  それでは、中項目2番、地域公共交通についてお伺いいたします。  新型コロナウイルス感染症の拡大が始まって以来、私たちの暮らしは一変しました。感染予防のため、外出自粛やテレワークの活用といった、いわゆる新しい生活様式の定着により私たちの生活を支える公共交通の利用者は大幅に減少しました。言うまでもなく、バスや電車などの公共交通は、医療、福祉、買物、教育など、地域住民の生活上の移動のために欠かすことのできないインフラです。このため、利用者が減少し、経営状況が厳しい中ではあるものの、公共交通の維持、確保は地域にとって非常に重要な問題です。  一方、今年は3年ぶりに花火大会や石取祭が開催されるなど、徐々に以前の生活に戻りつつあり、アフターコロナに向けて社会経済活動を前に進める局面に来ているものと考えます。公共交通については、昨年度の市民満足度調査でもあったように、市民の関心が非常に高い分野であり、市当局としても昨年度にAI活用型オンデマンドバスの実証実験を実施するなど、利便性の向上に向けて取組を進めているものと理解しております。AI活用型オンデマンドバスについては、今回、実証実験を実施しなかった地域からも非常に関心が高くて、今後、他地域への展開についても前向きに検討いただきたいと考えております。高齢化が進展し、運転免許証の返納も進む中で、持続可能なまちづくりのためには移動に困らないための取組を進めていくことが重要だと考えます。  そこで、1)新型コロナウイルス感染症の影響、2)アフターコロナ時代に向けた取組、3)AI活用型オンデマンドバスの取組状況、以上3点について当局の認識と今後の方針をお伺いいたします。 13: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  統括監兼市長公室長。 14: 統括監兼市長公室長(近藤 正)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項1、持続可能なまちづくりについて、(2)地域公共交通について、3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)新型コロナウイルス感染症の影響でございます。  議員御案内のとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大により、地域公共交通を取り巻く状況は劇的に変化いたしました。もともと少子高齢化、人口減少という課題を抱えていた交通事業者は、感染拡大を防止するための人流抑制策の影響により輸送需要が大幅に減少しており、将来的な需要回復に向けた見通しが不透明な中で厳しい経営を余儀なくされております。  本市の状況について一例をお示しいたしますと、三岐鉄道北勢線の2021年度の年間乗車人員は約192万人であり、これは2019年度の実績の約255万人と比較して25%程度の減少となっております。2022年度の乗車人員は、これまでのところ2021年度と比べ5%程度の回復が見られますが、依然としてコロナ前より低い水準が継続しております。また、全国的にも多くの交通事業者においてコロナ前と比較して輸送人員の減少が続いており、減便や路線廃止といった報道も見受けられますので、本市といたしましても、持続可能な地域公共交通の在り方については非常に重要な課題であると認識しているところであります。  次に、2)アフターコロナ時代に向けた取組でございます。  地域公共交通は地域の社会経済活動を支えるベーシックインフラであり、これまで交通政策においては一貫してその維持、確保に努めてまいりました。一方で、社会の様相が大きく変化したアフターコロナにおいては、ベーシックインフラの視点とともに、地域公共交通がまちづくり全体の中で人々の暮らしを充実させる、すなわちウエルビーイングに資するための果たす役割の視点が重要となってまいります。  具体的には、それぞれの交通事業者を単体で考えるのではなく、他の交通モードや地域経済に参画する異業種との共創を進め、新たな需要を創出することで地域の移動総量を増やしていくことが求められると考えております。  このため、従来どおり既存の公共交通を維持、確保するという基本的な考え方は継続しつつも、共創型の交通を実現させるため、能動的に人の流れを生み出し、地域を活性化させる交通サービスの在り方を検討すること、また、地域住民は交通を自分事と捉え、地域交通を地域全体で支えていくという機運を醸成させていくことが重要であると考えております。  次に、3)AI活用型オンデマンドバスの取組状況でございます。  昨年度に実証実験を実施したAI活用型オンデマンドバスに関しましては、高齢者をはじめ、自家用車での移動が困難な住民に対して利便性の高い移動サービスを提供しようとするものであり、まさに先ほどの能動的に人の流れを生み出す仕組みになるのではないかと期待をしております。また、実証実験では地域の商業施設や医療機関などにも乗降拠点を設置したところ、多くの方が日常のお買物や通院を目的として御利用いただきました。このように移動を単体で終わらせるのではなく、地域の業種と連携して人の流れをつくり出し、まちの活性化に資する取組にしていきたいと考えております。  今年度につきましては、昨年度実施した西部南エリアにおいて運賃有償での実証実験を実施するため、準備を進めております。今月には地域公共交通会議の開催を予定しており、実施の詳細について協議する予定としておりますが、12月上旬から3月上旬までの3か月間での実施を案として検討しているところでございます。  今後、他地域への展開を検討するに当たっては、地域の皆様からの御要望をお聞きしつつも、地域内で運行する既存の交通事業者とも協議していくことが重要であります。先ほど御答弁申し上げましたとおり、このたびのコロナ禍において、交通事業者におかれましては大変厳しい状況の中で地域の移動手段を維持するために御尽力いただいております。市といたしましては、こうした事情にも配慮し、AI活用型オンデマンドバスという新たな交通手段の導入については地域の交通事業者と慎重に協議を重ねてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、持続可能な公共交通の構築に向け、地域全体が地域公共交通の担い手としての意識を持ち、課題解決に積極的に関与できるよう必要なアプローチについて検討を続けてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 15: 議長辻内裕也)  倉田議員。 16: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  公共交通が今後どう展開していくかということは、高齢者が運転免許を返納していくことと相関連していくことだと思うんですね。今後どの地域がどのように年齢が上がっていって、どのような形で変遷していくかということも注視していただきたい。それで長期的視野で検討をお願いしたいと思います。  私の住む丘陵地では本当に坂が急で、ちょっとの距離でも歩くのが結構大変なんですね。それで、やっぱり車というものが必需品で、近くにバス停がないからということで、もう90オーバーの方が結構運転されているんです。非常に心配しているところでもあり、公共交通をどう考えていくかということは市民の安全にもつながっていくということをお伝えさせていただきまして、次の質問に移りたいと思います。  大項目2番、動物愛護について、中項目1番、市の取組についてお伺いいたします。  9月20日から26日は動物愛護週間です。動物愛護週間は、広く国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼育についての関心と理解を深めるため、動物愛護法によって定められております。その動物愛護の観点から3点質問させていただきます。  1)改正動物愛護法の周知・啓発。  2019年6月19日、動物の愛護及び管理に関する法律等の一部を改正する法律、これから略して動物愛護法と言わせていただきます。これが交付され、2022年までに段階的に施行されていくことになっております。改正のポイントは大きく三つ、飼育管理基準の厳格化、虐待の罰則強化、幼齢犬、猫の販売制限です。コロナ禍で在宅時間が増え、ペットを飼い始める人が増加傾向にある中、飼い主やペット事業者の責任や義務が強化された動物愛護法の周知、啓発が求められております。  一方、地域には猫の嫌いな人、苦手な人も一定数おります。嫌いな人、苦手な人にとっては、飼い主のいない野良猫の存在には大変お困りのことと思います。しかしながら、たとえ飼い猫でなくても動物への虐待は法律でも禁止されており、殺傷した場合は5年以下の懲役、または500万円以下の罰金、遺棄、虐待でも1年以下の懲役、または100万以下の罰金が科せられております。地域の皆様にお聞きしておりますと、法律のことを御存じない方が多いようです。動物を守る意味でも、地域住民を犯罪者にしないためにも周知の徹底が必要と考えます。市の取組をお伺いいたします。  2)地域猫に対する現状と今後の展望。  地域猫とは、望まない命はつくらない、つくらせない、でも、生まれてきた命はできるだけ長生きさせてあげたい、このような気持ちを持つ人たちが野良猫を捕獲し、不妊手術を施し、子どもを産まない、産ませない形で地域に戻された猫のことをいいます。野良猫でも大切な命は守り、しかし、増やさない地域猫の取組は、改正動物愛護法の考え方にも通じるものと考えます。地域猫に対する現状と今後の展望についてお聞かせください。  3)保健所・警察等、関係機関との連携、初動体制の構築。  この夏、猫を傷つける事件が市内で続けて起きました。残忍な事件で、間違いなく動物愛護法に違反した犯罪です。動物に関する案件の直接の管轄は県であるものの、過去、人間への猟奇的な事件が動物への殺傷事件とつながっていた事件もあることを考えると、市としても軽視はできないと思います。保健所、警察等関係機関との連携は取られているでしょうか。  また、事件が発生した場合の初動体制について、決められていることがあれば、お示しください。お願いいたします。 17: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  市民環境部長。 18: 市民環境部長金子洋三)(登壇)  倉田議員の一般質問2、動物愛護について、(1)市の取組について、3点御質問をいただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)改正動物愛護法の周知・啓発でございますが、令和元年6月の動物愛護法改正により、議員からも御指摘ございましたが、動物の所有者等の遵守すべき責務規定の明確化、動物の適正飼養のための規制強化等が図られ、また、犬、猫へのマイクロチップの装着が実施されることとなりました。本市では、ホームページにて改正内容の周知、啓発を行っているところです。  また、動物愛護法に直接言及するものではございませんが、先ほど議員からも御紹介のありました今月20日から26日までの動物愛護週間に合わせ、広報くわな9月号にて動物愛護の呼びかけを行っております。動物愛護法につきましては、今後も引き続き市民の皆様への周知、啓発に努めてまいりたいと考えております。  次に、2)地域猫に対する現状と今後の展望でございますが、現在、各個人、団体が主体となって実施していただいている野良猫に不妊去勢手術を行い、野良猫に関するトラブルの軽減を図る、いわゆるTNR活動については、広く市民の皆様の御理解、御協力を得るために広報くわななどを通じて周知、啓発を行っているところでございます。また、本市といたしましても、TNR活動に協力するため、不妊去勢手術費の補助金を設けております。令和2年度からは飼い主のいない猫についても不妊去勢手術費補助金の対象として拡大をいたしました。TNR活動は地域の環境面や衛生面の改善はもとより、野良猫の全体数を殺処分することなく減らすことができるため、野良猫対策として大変有効な手段であると考えております。今後も引き続きTNR活動をより地域の方々に御理解いただけるよう、広報、ホームページ等を通じて啓発活動を行うとともに、動物愛護団体や保健所等関係機関とのさらなる連携の強化に努めてまいります。  次に、3)保健所・警察等、関係機関との連携、初動体制の構築でございますが、現状は、動物の虐待などに関する事件につきましては、警察、保健所が主体となって対応していただいており、これらの情報が市に共有される体制づくりができておりませんでした。今後は、警察、保健所等関係機関との連携に努め、本市といたしましても積極的に動物愛護に取り組んでまいりたいと考えております。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 19: 議長辻内裕也)  倉田議員。 20: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  地域猫の活動をされている方から広報を見たよという御意見を何件かいただきました。以前は犬にしかなかった避妊去勢手術の補助金が猫にもつけていただけることになって、それはありがたいと皆さんはおっしゃるんですけれども、ただ、若干安過ぎるねと。かなり費用がかかって、皆さん、御自分の負担で数万円かかる手術代を出しているので、補助金のことも言いたいんですけど、それはまた後日においておくとしまして、動物も県の管轄であるものの、桑名市に居住する動物であれば桑名市の問題でもあるんですね。今回いろんな事件が起きまして、これはもう桑名市民にも直接影響が及ぶんじゃないかという恐怖心も感じたところであります。保健所と、あと、警察ですね。多分、警察にも届けが行っていると思うので、まめにその連携体制をもう構築しておいて、桑名市も万が一のときのために市としても動けるような体制をつくっていただきたいと思います。  それでは、次に移らさせていただきます。大項目3番、子どもへの「とぎれのない支援」について、中項目1番、就園前の子育て支援についてお伺いいたします。  就園前の子育て支援において、1歳半健診までは助産師や保健師などが各家庭に訪問し、子育て支援に必要な情報提供や子育ての悩みや不安の相談にも対応してくれるゼロから4か月の赤ちゃん訪問が、ほぼ100%近い形にまで訪問率を上げてもらっております。そして、その後は地域の民生委員、児童委員、主任児童委員たちに支援が引き継がれるなど、見守り支援は充実してきております。しかしながら、目指す途切れのない支援体制において1歳半健診後の支援が手薄になっているように思うのですが、いかが認識されているでしょうか。  この年代の子は、言語能力、運動能力、自我の発達や好奇心などが連動して、日常生活において様々なことを自分でやろうとし始めます。子どもの驚くほどの日々の成長は親としても大きな喜びです。しかし、その反面、あれ何、これ何、どうしての質問攻め、何でも嫌のいやいや期、歩けるようになれば、それがうれしくてどこにでも行ってしまい、一瞬たりとも目が離せません。魔の2歳児と例えられる自我に目覚めた子どもたちに対応するのは本当に大変で、なおかつ成長の一環なので怒ることもできず、大人の対応を求められる親たちにとってはストレスの極まりない時期でもあります。この親たちがストレスを子どもにぶつけないよう、そして、ストレスに潰されないようサポートが必要と考えます。
     そこで2点お伺いいたします。  1)見守りに対する市の考えは、2)地域での見守り支援策の現状と展望、よろしく御答弁をお願いいたします。 21: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  子ども未来局長。 22: 保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項3、子どもへの「とぎれのない支援」について、(1)就園前の子育て支援について、2点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  まず、1)見守りに対する市の考え方はについてでございますが、出産してから保育所、保育園、幼稚園等に就園するまでは人と接する機会も少なくなり、子育ての孤立感から子供の成長や発達において非常に不安になることも多く、市といたしましても、出産後から継続した途切れのない支援が必要であると考えております。そうしたことから、市では、令和3年4月に母子保健、家庭支援、障がいがある子供の発達支援室を包含した子ども総合センターを設置し、包括的な支援に取り組んでいるところでございます。  議員からは、出産後の見守りの中で就園前、とりわけ1歳半健診後の見守りやフォロー体制について御質問をいただいております。現在、子ども総合センターでは、毎月、くわなメディアライヴで保健師、管理栄養士などによる子供の成長や発達が心配な保護者の方々に対する育児相談を開催しており、令和3年度は269名の方から御相談をいただきました。また、1歳半健診で発達などが気になるお子さんにつきましては、その後のフォローとして発達の様子などを改めて御相談いただきます「いるか相談」を御案内しており、令和3年度の参加者も136名ございました。  そうした相談を受ける中では、専門職の人と一緒に子供の成長が確認できてよかった、月齢に応じた発達状況が分かってよかった。子育てが大変で不安を感じるなど、様々な声をいただいており、特に1人目のお子さんの場合、分からないことや心配なことが多く、市といたしましても、こうした時期に子育て家庭が孤立しないよう、地域の方々や関係機関と連携して支援していく必要があると考えております。  次に、2)地域での見守り支援策の現状と展望についてでございますが、現在、出産後は、市が実施している赤ちゃん訪問から1歳半健診までの間に訪問を希望された御家庭に地域の民生委員、児童委員の方々が訪問し、地域の子育て情報の提供などを行っております。また、保護者の出産、疾病等のため、お子さんの養育が一時的に困難になった場合は、児童養護施設などでお預かりする短期入所生活援助事業では昨年6月から市内にお住まいの里親の方の御協力を得て、里親宅で預かっていただけるよう制度の拡大も図っておるところでございます。そうした効果もあり、利用日数も令和3年度が延べ69日の利用であったのに対し、今年度は8月末現在で既に延べ118日の利用となっており、利用者数も大きく増加しているところでございます。  さらに、産後の御家庭を訪問して心身のケアや育児のサポートを行う産後ケア事業では、令和元年度から市内の助産師会等に委託して実施しているところでございますが、年内には医療機関、助産所等でも産後のケアを受けながらリフレッシュできるよう、デイサービス型を実施する予定でございます。  こうした地域の方々や団体と連携して、その時々のニーズに沿って新たな事業を取り入れながら子育て家庭を支援していくことは、地域全体で子育てを見守り、支える環境づくりをさらに発展させるものであると考えております。  今後につきましては、より一層行政と地域の子育て団体、企業などが一体となって地域の力を活用する仕組みをつくりつつ、地域全体が子供を産み育てることの大切さを理解し、子育てを見守り、協力し合える体制づくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 23: 議長辻内裕也)  倉田議員。 24: 18番(倉田明子)  ありがとうございます。  地域のデイサービス型のことを初めて聞くんですけれども、もう少し詳しく教えていただけますか。 25: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  子ども未来局長。 26: 保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也)  倉田議員の再質問にお答えいたします。  この事業は産後1年未満の御家庭でお母さんと赤ちゃんを対象に市内の医療機関や助産所など、そういうところで授乳とか沐浴、そうしたものをアドバイスするとともに、あと、育児相談なんかも、こういうところでやっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (18番議員挙手) 27: 議長辻内裕也)  倉田議員。 28: 18番(倉田明子)  ありがとうございます。  できるだけお母さんたちが困らないように、ストレスをためないような支援を今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それでは、中項目2番、子どもの居場所づくりについてお伺いいたします。  子どもにとって安心できる居場所となり、また、子育て家庭が地域で孤立することなく、支え合いの中で子育てができる居場所づくりに対する支援が始まるとのことですが、1)現状と今後の方向性をお伺いいたします。 29: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  子ども未来局長。 30: 保健福祉部子ども未来局長(畑中伸也)(登壇)  所管いたします事項3、子どもへの「とぎれのない支援」について、(2)子どもの居場所づくりについて、1)現状と今後の方向性について御質問いただいておりますので、御答弁申し上げます。  近年、核家族化や地域での関係の希薄化などに加え、家庭の抱える問題が複雑、深刻化し、子供たちが安心して過ごせる居場所も少なくなってきております。そうした中、身近な地域で子供たちの育ちを支援するため、食事の提供や学習の支援、遊びや団らんなどを通して子供たちが安心して過ごすことができる子どもの居場所づくり事業を実施するものでございます。現在、既に募集を締め切っておりますが、幾つかの団体から参加表明があり、今後、書類審査、プロポーザル審査を経て運営する団体を決定してまいりたいと考えております。  今回の子どもの居場所づくり事業では、地域の子供たちを広く受け入れ、地域の中で子供たちの育ちを支え、見守ることができる居場所となることが大切な要件の一つとしています。子供たちが1人でも行くことができるとともに、何より安心して過ごせる場所となることが重要であり、できる限り地域で偏りがないよう一定のエリアごとの開設を目指しており、今年度に3か所を設置する予定でございます。  今回の子ども居場所づくり事業では、さきにも申し上げましたとおり、食事の提供や学習の支援、遊びなどを通して子供たちが安心できる居場所となるよう進めていくとともに、様々な資格取得の支援なども行ってまいりたいと考えております。また、居場所に来ることができない児童にあっては、SNSを活用した相談や交流なども行うことができる包括的な居場所となるよう努めてまいりたいと考えております。こうした子供の居場所は、子供をきっかけとした多世代間交流や地域コミュニティーの形成にもつながるものであると考えております。  今後につきましても、子供たちの声を聞きながら、子供たちが大人としたい活動、そして、子供たちがいたくなる場所、そのような子供の視点を大切に地域における子どもの居場所づくり事業に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 31: 議長辻内裕也)  倉田議員。 32: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございます。  私は常々、最近、県内でも何か所かできているんですけれども、まちかど保健室というものがあったらいいなと思っております。今回の居場所づくりが多世代間の交流とか、地域コミュニケーションの形成に、もしつながるものだとしたら、その居場所が私の求めるまちかど保健室にも相通ずるものではないかなと、ちょっと期待するところです。今後進めるに当たり、行政としても任せ切りにするのでなく、協働の意識を持ってもサポートしていただけたらと思います。  それでは、次に移らさせていただきます。中項目3番、通級指導教室についてお伺いいたします。  通級指導教室とは、困難な課題を抱える子どもたちが通級学級に在籍しつつ、週に何時間かある通級による指導の時間だけ通級教室に移動して、一人一人に合った支援、指導を受けることを目的とした特別支援教育に基づく教育制度で、市内小・中学校にも設置されております。ここ20年間で通級で支援を受ける対象となる児童・生徒は増加しています。また、一人一人が持つ力を高め、生活や学習上の困難を改善するために通級指導教室に通うことを希望される方も増えているとお聞きします。長年、保護者の皆さんから多くの要望のあった中学校にも通級指導教室を設置していただき、喜んでいただいているところですが、それ以上に通級指導教室に対するニーズは年々高まっております。文科省も今後10年間で通級による指導を行う教員を段階的に増やし、通級指導を充実させる方向性を打ち出していると新聞報道でも掲載されておりました。  そこで、通級指導教室の1)現状と今後の展望についてお伺いいたします。よろしく御答弁をお願いいたします。 33: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  教育部長。 34: 教育部長(高木達成)(登壇)  所管いたします事項3、子どもへの「とぎれのない支援」について、(3)通級指導教室について、1)現状と今後の展望について御答弁申し上げます。  特別な支援を必要とする子供の数は年々増加しており、本市といたしましても、通級指導教室は指導を必要とする子供にとって重要な学びの場であると認識しております。本市における通級指導教室は、平成2年にことばの教室として修徳小学校に初めて開設されました。その後、平成23年には大山田西小学校並びに長島中部小学校に、また、平成29年には在良小学校に教室を設置し、現在では小学校の通級指導教室として5教室が設置されております。さらに、続く令和2年には本市において初めてとなる中学校通級指導教室が成徳中学校に設置されました。このように、通級指導教室の設置につきましては、支援を必要とする子供の増加や保護者からのニーズに鑑み、継続的な増設に取り組んでいるところでございます。  通級指導教室には多くの子供たちが通っており、子供一人一人の課題を把握し、障がいによる困難の改善、克服に向けて学習に取り組んでいるところでございます。通級指導教室に通う子供からは、通級指導教室で絵カードやワークシートを使いながら学んだことで苦手だった気持ちのコントロールができるようになったなどの声も聞かれ、その子供に合った指導目標を立て、学びやすいように教材や教育を工夫しながら指導が行われております。  現在、通級指導教室における指導支援を必要とする児童・生徒数は増加傾向にあり、今後も希望者が増加することが予想されます。引き続き県に対して通級指導教室の増設を要望してまいりますとともに、一人一人の子供の発達段階や個々の教育的ニーズに応じた途切れのない指導、支援に努めてまいります。よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 35: 議長辻内裕也)  倉田議員。 36: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  多分、各学校に、各小・中学校に通級指導教室に通いたいと、そういうことを望まれるお子さんがみえると思うんですけれども、まだ全ての学校には設置されていませんよね。別の学校に行くと思うんですけれども、通級指導教室のある学校に子供たちが移動することになるのではないかと思うんですけれども、そこにはどうやって子どもたちは移動しているんでしょうか。 37: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  教育部長。 38: 教育部長(高木達成)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  基本的に保護者の方を中心に送迎をしていただいておるという形になっております。                   (18番議員挙手) 39: 議長辻内裕也)  倉田議員。 40: 18番(倉田明子)  それでは、例えば保護者がフルタイムとかなんかで働いてみえるとすると、そういうお子さんたちは通えなくなると考えてよろしいんでしょうか。 41: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  教育部長。 42: 教育部長(高木達成)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  基本的にはお仕事の御都合とか、できるだけ調整をしていただいて、教員の指導のところとの折り合いをできるだけつけて通っていただきやすいようにということをしております。それから、御家庭によっては祖父母等、御家族の協力、おじいさん、おばあさん等の協力を得て送り迎えをしていただいておるという御家庭もございます。                   (18番議員挙手) 43: 議長辻内裕也)  倉田議員。 44: 18番(倉田明子)  御支援いただく御家族がいたりとかすればいいんですけれども、例えば御両親ともに働いている。あと、シングルの御家庭とかの方はやっぱり通えない、通わせてあげれないのかなというのをちょっと今感じたところなんですけれども、この通級指導教室も県への要望とおっしゃったということは、基本的に設置自体も県が決めることなんでしょうか。どこの学校に今後幾つ設置しましょうということは県が決めることなんでしょうか。 45: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  教育部長。 46: 教育部長(高木達成)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  特別支援学級、それから、こういった通級も同様ですけれども、これは県が認可して設置することになっております。                   (18番議員挙手) 47: 議長辻内裕也)  倉田議員。 48: 18番(倉田明子)  でしたら、これ以上市のほうに設置を増やしていただくように動くことも難しいと思いますけれども、やはりひとしく子どもたちには、支援が必要な子たちには通級指導教室にも通わせてあげたいと思いますので、ぜひ県のほうの要望を強く強く訴えていっていただきたいと思います。
     それでは、次に移ります。大項目4番、市民ニーズに対応したサービスについて、中項目1番、桑名市公園施設管理運営に向けたサウンディング型市場調査について、1)市民に与える影響と施設間の利便性向上について質問させていただきます。  公園とは、公衆が憩うため、もしくは遊びを楽しむために公開された場所を指します。公衆の利用を前提としている土地であり、用地を確保して整備を行う都市公園と地域を指定して規制によって質的な維持を行う自然公園に分けられますが、都市公園は都市公園法によって設置や管理に関する基準が定められ、国や地方公共団体が設置、管理を行う施設であり、公共インフラの一つです。  地方公共団体が設置する都市公園は、用途、目的によって細かく分類されており、都市における人々のレクリエーションの空間のほか、良好な景観の形成、環境の改善、防災力の向上、生物多様性の確保、豊かな地域づくりに資する交流の空間の提供などの役割を担っております。しかしながら、全国的に人口減少が進み、深刻化する地方公共団体の財政的観点などの影響が都市公園整備にも及んでおります。そのような状況から都市公園法が改正され、公園に民間の活力を導入することで公園施設を適切に更新しつつ、公園の資質を向上させようとするPark-PFIなどの手法も創設されております。  このたび、桑名市内8公園に関するサウンディング型市場調査が実施されました。市としてどのような目的で何を目指しているのでしょうか。そして、実際に利用する市民への影響はどのようにお考えでしょうか。8公園の中には敷地内にスポーツ施設が入っている公園もありますが、相互間の利便性についてはどのように考えているかも併せてお答えください。よろしくお願いいたします。 49: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  都市整備部理事。 50: 都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治)(登壇)  おはようございます。  所管いたします事項4、市民ニーズに対応したサービスについて、(1)桑名市公園施設管理運営に向けたサウンディング型市場調査について、1)市民に与える影響と施設間の利便性向上について御答弁申し上げます。  九華公園などの一部の公園は平成21年度より指定管理者制度により公園運営を実施してまいりました。指定管理者制度の導入によって市民サービスの向上や管理運営費の削減など、一定の成果はあったもの、指定管理期間中は事業の在り方や費用の見直しなどの問題により硬直化するおそれがございました。  また、都市公園法が改正され、新たな公民連携手法の実現が可能となり、公共施設の老朽化が進む中、限られた財源で社会情勢や市民ニーズに的確に対応したサービスを継続し、提供していくことが重要であると考えたところでございます。  そこで、今回、一部の公園施設の管理運営についてサウンディング型市場調査を行い、民間会社から提案や御意見をいただいたところでございます。今後はこのサウンディング型市場調査結果を参考にしながら、公園の運営についてどのような手法が最適かどうか、庁内関係部署と連携して検討してまいりたいと考えております。  そこで、議員御指摘の市民に与える影響と施設相互間の利便性向上につきましては、今後の検討課題の一つとして、公園の利用者及び市民の方々が楽しみ、活用しやすい公園を目指してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (18番議員挙手) 51: 議長辻内裕也)  倉田議員、どうぞ。 52: 18番(倉田明子)  御答弁ありがとうございました。  サウンディング調査は終わったんですけれども、今後どのように進められていくかを教えていただけますか。 53: 議長辻内裕也)  都市整備部理事。 54: 都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治)  倉田議員の再質問に御答弁申し上げます。  実施時期や今後のスケジュールにつきましても、今後、庁内の関係部署と協議、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。                   (18番議員挙手) 55: 議長辻内裕也)  倉田議員。 56: 18番(倉田明子)  どういう形になるか分かりませんけれども、市民の方が使いやすいように、また、市民サービスの向上につながる公園にしていただきたいということと、それから、例えば今回の8公園の中には、先ほど質問の中にもありましたけれども、いろんな所管が交じり込んでいて、公園の大きな敷地の中に公園施設でないものも入っていたりして、そうすると、その辺りの各所管同士の、お互いに協力し合っていい形にしていただければいいんですけれども、その辺の点に関しましても市民が困らないように、使いやすいような方向で検討していただきたいと思います。  ありがとうございました。以上で質問を終わらさせていただきます。 57: 議長辻内裕也)  次に、通告により12番 冨田 薫議員。 58: 12番(冨田 薫)(登壇)  皆さん、こんにちは。会派「絆」の2代目看板議員の冨田でございます。私もこれが最後の登壇になります。ではなくて、私が一般質問での最後の登壇になります。議長のお許しをいただきましたので、一問一答方式にて一般質問をさせていただきます。  まずは大きなテーマから、1、人口減少社会について。  議員になり8年になりますが、最初に登壇した頃が桑名市の人口のピークで14万3,000人台、それ以降、自分の思っていたより、はるかに速いスピードで人口減少が進み、現在では13万9,000人台まで落ち込んでいます。その危機感の表れか、今議会でもたくさんの方がこの人口減少の課題を質問されてきましたが、まず、これが1枚目の看板になります。  皆さんには資料のほうにありますので、見ていただきたいと思いますが、まず、人口減少、どういう状況で減っていっておるのかなということで調べてみたんですが、今回、手持ち、自分で調べられる限界のところで、どの地域が人口減になっているかというものを調べました。地区別の人口を6年前と比較しました。表のほうをちょっと間違えまして5年間と書いてあるので、6年間の比較になります。  まずは一番下のところを見ていただくと、左側が人口、右側が世帯数、これの数字、各地区の数字を表しております。2017年3月末では14万2,951人、2022年3月末、13万9,712人ということで、3,239人ということで減少をしております。  それと、さらに地区別に見ていくと、上から見ていくと、表示が赤いところが減少数を表しております。青いほうが増加数ということで表しておりますが、増加しているのは僅かに5地区のみになりますね。上から見ていくと、益世地区と修徳地区というところで、この辺はマンションが非常に増えているかな。それから、新西方というところですね。これは団地開発、筒尾、松ノ木というところが増加していますが、それ以外は全ての地域が減少しているということで、あと、これを見ておって一番驚いたのが自分が住む久米地区というところなんですけど、市内で一番減少しているということで非常に私もびっくりしまして、自分のうちの周りを見渡すと、実際は世帯、世帯というか、建物自体増加しているのに何で減っちゃったのかなというところを自分でもちょっと分析してみまして、これ、団地の方々としゃべっておってもそうなんですけど、赤尾台というところの地区に限っていうと、本当に世帯数は増えておるんですが、人口が減っているというところで、地域の方とお話しすると、やっぱり18歳、19歳、20歳、22歳ぐらいまでの方、一番若いところで働き盛りとか勉強というところで、皆さん、やっぱりその年になると外へ出てしまう、転出してしまうという問題があります。  それから、もう一個ちょっと問題として思ったのが、これ、見ておったのが世帯数というところを見ると、これは逆に非常に増加しておるわけですね、青が増えていますから。減っている地区もありますけれども、世帯数自体が増えておるということで、核家族化というのが非常に進展しておるわけですけれども、一つ屋根の下で暮らす平均人数、これが約5年間で、ここにちょっと計算してみたんですけれども、2017年は2.5人、一つ屋根の下で暮らす人が2.5人だったんです。現状では2.3人ということになっております。これは自分で勝手に計算してみたんですけれども、今から30年後を計算していくと、一つ屋根の下で一人暮らしをする人というのが出てくるのが30年後かなということで、大変な世の中がやってくるんじゃないかということで心配しております。  この人口減少については国策的な部分もあり、桑名市だけの課題ではないと考えますが、まずはどのように分析されているのかということで、子供が育てにくいまちだから出生数が減少しているのか、それとも、住みにくいから市外へ転出していく社会減なのか、高齢化して亡くなる方が増加しているから自然減なのかということで、現在のこの人口減少の要因、どのように分析されているかということと、今後の対応、桑名市はどのような桑名市を目指しているのかということでお答えください。  以上、よろしくお願いいたします。 59: 議長辻内裕也)  それでは、当局の答弁をお願いいたします。  統括監兼市長公室長。 60: 統括監兼市長公室長(近藤 正)(登壇)  所管いたします事項1、人口減少社会について、(1)市内の人口減少の要因をどのように分析し、どのような桑名市を目指すのか?について御答弁申し上げます。  本市は、名古屋市に距離的に近く、交通機関も発達しているため、名古屋圏の住宅都市、ベッドタウンとして発展してまいりました。大山田団地をはじめ、陽だまりの丘などの大型の住宅開発が進み、人口の流入等によって市外からの転入者数が転出者数を上回る転入超過、社会増の状況が令和元年まで継続しておりました。しかしながら、大型の住宅開発が一段落したことや昨今のコロナの影響等も受けまして、令和2年、令和3年は転出数が転入数を上回る転出超過、社会減に転じております。  また、出生数と死亡数との関係性である自然増減につきましては、平成23年まで出生数が死亡数を上回る自然増が見られましたが、少子化の進行によって平成24年以降は死亡者数が出生数を上回る自然減が継続し、その減少幅は年々拡大している状況になっております。  これらの社会増減、自然増減の動向に起因しまして、本市の人口は平成27年をピークに減少に転じ、令和4年2月に14万人を下回ることになりました。  議員御指摘の地区ごとの状況につきまして、年齢区分ごとの5年間の推移を確認いたしますと、人口減少数の多い地区では、いずれも市全体の平均と比べて年少人口及び生産年齢人口の割合は減少率が大きく、そして、老齢人口の割合は増加率が大きくなっており、少子高齢化の影響を大きく受けている状況でございました。一方で、人口が増加となっている桑名駅周辺や宅地開発が進んでいる地区におきましては、生産年齢人口及び老齢人口は増加となっているものの、年少人口は減少となっている状況が分かっております。  そこで、このような本市の待ったなしの人口減少に対し、緊急的に施策を実施するため、「桑名市人口減少対策パッケージ“14万”リバウンドプラン」を発表いたしました。対策の詳細につきましては、さきの議員に市長から御答弁申し上げておりますが、日本社会における人口減少の進展に伴い、地域間競争もこれから激しくなることが予測される中で、本市はタイミングを逸することなく、迅速に施策を講じ、人口減少に対応してまいりたいと考えております。その中で、地区ごとの特性を踏まえながら名古屋圏の住宅都市、ベッドタウンとして発展してきた本市の地理的優位性を十分に生かした駅周辺や住環境の魅力向上といった施策にも力を入れていく必要があると考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 61: 議長辻内裕也)  冨田議員。 62: 12番(冨田 薫)  御答弁ありがとうございました。  まずは転出超過ですか、社会減ということですね。桑名市から出ていっちゃうという方が多いということなんですけど、先ほどもちょっと触れましたけれども、要因ですね。私の久米地区の話なんですけれども、本当に赤尾台というところだけに絞ってちょっと調べてみたら、6年前、3,122人だったところが2,962人に減っているということで、156人も減少しておるんですよね。ただ、自分の感覚的には住宅も増えていって、その6年間で。確実に人口が増えておるなと思ったんですけど、調べたら本当にショックで、何でかなと思ってよくよく考えてみたら、確かに若い人たちがみんな大学へ行っちゃったとか、就職でよそへ行っちゃったというような、お母さんたちと話をするとそういう声をよう聞くんですけれども、そういったところで多分最近の、今回の議会の中でも大学をつくれというような議論もありましたけれども、なかなか実際に桑名市で大学をつくるって非常に難しいかなと考えますので、これは県のほうの施策で、もし桑名に来ればいいかなというふうには思うんですけど、ただ、やっぱり最終的に一番重要になってくるのが働く場所というのは、大学というのは4年ですけど、働くというのはその後ずっと一生になりますので、やっぱり働く場所というのは非常に重要だなというふうに思っております。  桑名市も企業誘致、一生懸命取り組んでみえますけれども、昨日でしたか、もう1日前だったか、伊藤研司議員がおっしゃっていました半導体誘致という話も出ていましたけど、私は四日市から桑名にかけて半導体ベルト地帯というようなものがあってもいいんじゃないかなというふうに思いますので、本当に人口減少と企業誘致というのは非常に密接しているかなというふうに思います。  答弁のほうでは、駅周辺、住環境整備というところに魅力向上を入れていくという回答をもらったので、次は駅の周辺の話に移りたいと思います。  2、桑名駅周辺の整備についてということで、(1)桑名駅周辺の土地利用の促進について。  今議会でも駅の話も何回も出てきましたが、それぐらい市民の方の関心が高いということの表れかと思います。市民の方とお話しする中で、駅舎はきれいになったけれど、駅の東についても何も変わらんけど、どうなっておるんだと、こういう声は非常によくいただきます。また、駅の西側については更地になって区画整理は大きく前進し、道路の形状や区画などは見え始めました。資料のほうにも載せてありますが、資料2になります。  すみません、自分の資料はありませんけど、皆さんのところ、資料が載っておりますので、見ていただくといいかなというふうに思いますが、久々に西口へちょっと行ってみたんですけれども、行ってみるとかなり本当にさま変わりしまして、平面のコインパーキング、これが非常に増えていました。これは西口の話なんですけど、戸建ての住宅というのが建ち始めてきております。  ただ、桑名市のにぎわいを取り戻したり、桑名市をさらに発展させていくためには、やっぱり商店とか、飲食とか、利便性の高いもの、それから、リニアの開業というものを控えて、やっぱり東京まで1時間という利便性を生かした企業の誘致、駅前への企業の誘致というようなことであるとか、新しい産業誘致、これが働きながら暮らせるまちづくりというところをつくっていく上でも非常に重要だと考えますが、今のままですと本当に戸建て住宅とコインパーキング、そういう駐車場ばかりが増えていくんじゃないかなというふうに危惧しております。駅の西側については、現在更地になっている今こそ企業の誘導策、土地利用の複合化、あとは高度化、こういったものを促していく施策をやっていくのに非常に重要な時期じゃないかなというふうに考えますが、多度での企業誘致に続きまして新しい産業、こういったものをつくり出して働ける場所というのをつくって、さらににぎわいをつくっていくということで、ここに新たな対策を打つ必要があるというふうに私は考えますが、駅周辺の現状と今後について、どのように考えてみえるか、御答弁をお願いします。 63: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  伊藤市長。 64: 市長伊藤徳宇)(登壇)  私からは、冨田議員の一般質問、大項目の2、桑名駅周辺の整備について、(1)桑名駅周辺の土地利用の促進について御答弁申し上げたいと思います。  近い将来、東京-名古屋間のリニア中央新幹線開通を想定いたしますと、先ほど議員からも御紹介いただきましたように、東京まで1時間で移動ができると。この桑名の地理的優位性を生かしたまちづくりを進めなければならないというふうに考えております。広域的な集客や交流機能が高まることで、にぎわい創出への効果が期待できますし、本来、駅周辺部には居住人口の増加が期待をされるところであります。  議員御質問の桑名駅周辺の整備につきましては、自由通路及び橋上駅舎の完成から2年がたち、東西の連携強化により利便性の向上が図られ、新たな人の流れが創出されたところではありますが、さらなる交通結節点の機能強化を図るため、東西の駅前広場の整備を進めておるところであります。  駅東側の整備につきましては、市民の皆様からも早期完成を望む多くのお声を頂戴しておりまして、市といたしましても、その期待に応えるべく、関係者の方々と協議を進め、工事着工に向け取り組んでおるところであります。  一方、駅西側の整備につきましては、密集市街地における住環境改善並びに円滑な交通アクセスの確保を目的とした土地区画整理事業として事業進捗に取り組んでおります。また、駅西側の広場に関しましては令和6年度の供用開始を目指し、今年度からの工事着手に向け、準備を進めておるところであります。  このように桑名駅周辺の東西駅前広場を中心に整備を進めておりますが、議員から御指摘をいただきましたように、桑名駅西土地区画整理事業の進捗により、戸建て住宅の建築が目立ち、駅前の商業地域として高度利用ができていない現状があると私も認識をしております。道路などの基盤整備ができても、このままの状況では駅前としての高度利用が見られずに、本来、駅周辺では居住人口の増加が期待されるわけでありますけれども、その期待が損なわれるのではないかと危惧しております。大変もったいない状況にあるというふうに思っておりますし、そのことを何とかしなければならないということを私も同じように共通の認識を持っております。  これまでに駅周辺の高度な土地利用を促すため、高度利用地区の設定や特別用途地区として商業業務誘導地区を設定するなど、建蔽率や容積率の緩和を行いつつ、にぎわいのある商業業務用途を誘導し、魅力あるまちとなるよう条例や都市計画において示してきたところではあります。  今後は、例えば、土地利用の高度化を意図する計画や実施する方に対してインセンティブを付与する、そのようなことなど、何らかの支援がまさに必要なのではないかというふうに考えております。そのような支援策の創設により土地の高度利用をされる方が増えることによって社会増の受皿となるスペースが確保できるというふうに考えております。昭和の駅前から令和の駅前に変えようとしているのに、形が昭和のまま残ってしまうというところを私は大変危惧をしておると。しっかりと床が増えれば、そこに住民の方もお住まいいただけるのではないかということを心から期待をしています。  議員からもございました新たな産業や雇用が生まれることにもつながりますし、そのベースがあってこそ、先日お示しをいたしました「桑名市人口減少対策パッケージ“14万”リバウンドプラン」の一端を担うということを期待するところでもありますので、早速、庁内でこのインセンティブなどの支援策について検討をさせていただきたいと思います。  駅周辺整備につきましては都市計画の要でありまして、今後、観光振興や経済の活性化、そして、今最も大事な人口増など、様々な効果が期待をされております。桑名市の発展に大きく影響することから、市民の皆様や関係者の皆様と一丸となって取り組み、着実に形にしてまいりたいと考えておりますので、引き続きお力添え賜りますようよろしくお願いを申し上げます。                   (12番議員挙手) 65: 議長辻内裕也)  冨田議員。 66: 12番(冨田 薫)  市長、熱い答弁ありがとうございました。  私も桑名市の桑名駅については、本当に桑名市の新しいエンジンじゃないかなというふうに思っておりまして、できれば原付バイクの50ccじゃなくて、CO2に配慮したハイブリッド車の1,500ccぐらいの、せめてそれぐらいのエンジンは積んでほしいなというふうに思います。  次、行きます。(2)、駅の周辺の施設についてということで、1)、自転車置場について。  駅の東西については、今までも質問、今回の質問でもありましたけれども、現状で足りているから整備をしないというような答弁しかもらっていませんけれども、やっぱり市民の方からはいまだに自転車置場、あと、駐車場なんかの問題もよく言われたりするんですけど、やっぱり2か月ぐらい前にも、ある事業者の方から、駅の利用者、駅を使う人が店の前に自転車を止めて駅のほうに行っちゃうんだけど、というような声をいただいております。私は直営で公営のそういう駐輪場とか、用意しろとか、そういうことは言いませんけれども、やっぱり設置してくれる民間の事業者というところの最初の導入の後押しということをしていくのも重要じゃないかなというふうに考えておりますが、この辺、どのように考えているかというのが1番です。  2番が駐車場について、駅西のほうはこれ以上コインパーキングが増えたらどうなるんだというぐらい増えていますけれども、駅東についてはいまだにちょっと駐車場が不足しておるんじゃないかなというふうに感じておりますが、どのようにお考えかということで、3番、そのほかにも駅に必要な機能というのがやっぱり利便性向上のためにどういうものが必要と想定されているのかなということと、私も駅ってどういう施設があったらいいのかなというのをいろいろ調べておりまして、その中で国交省の駅まち再構築事例集というのがございまして、快適な駅の事例という中ではやっぱり居酒屋とかレストラン、こういう飲食店とか、あとはやっぱり駅を使って帰りに惣菜を買って帰るみたいなところで惣菜屋が欲しいよとか、あと、スーパーが欲しいよとか、あと、郵便局とか、あとは働く親の支援施設、保育園、保育施設とか、そういったものがあったらいいなと。それから、あとはフィットネスクラブ、こういうものが例で挙げられております。あと、びっくりしたのがその事例の中には温泉があったらいいんじゃないかみたいなことが書いてありましたけれども、これも駅の東、この構想が完成すれば、そういう温泉なんていうのも屋上にできるようですから、非常に面白い計画だなと思っておりますけれども、本当に早く進めていただきたいなというふうに思います。そういうにぎわいをつくっていく誘導策がないと駅の魅力は増加していかないんじゃないかなというふうに思いますが、どのようにお考えか、よろしくお願いします。 67: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  都市整備部長。 68: 都市整備部長(西尾英哲)(登壇)  所管いたします事項2、桑名駅周辺の整備について、(2)駅の利便性向上について、3点御質問いただいておりますので、順次御答弁申し上げます。  初めに、1)駐輪場を整備する考えはにつきましては、桑名駅周辺においては、駅東側で収容台数が2,567台の駅北自転車駐車場、駅西側では収容台数が約220台の駅西の仮設駐輪場及び収容台数約150台の三崎跨線橋下駐輪場が設けられております。全体で約3,000台弱の自転車等の収容が可能となっております。現在、駅北自転車駐車場の収容台数に余裕が見られますことから、市で新たに自転車駐車場を設置することは考えておりませんが、カーボンニュートラルやアフターコロナを見据え、引き続き駐輪場の利用状況を注視しつつ、必要に応じて周辺事業者の方々の御意見等もお聞かせいただきながら適切に対応していきたいと考えております。  次に、2)駅東側に駐車場を整備する考えはにつきましては、駅周辺における駐車場の現状といたしまして、駅東側で約1,200台、駅西側で約800台、全体で2,000台の民間駐車場があると把握しております。現時点における駅利用者や市民の方々の駐車需要は民間駐車場において一定程度確保されているものと考えており、市が新たに駐車場を整備する具体的な計画はございません。引き続き状況の把握に努めるとともに、今後の需要動向を注視し、商工会議所をはじめ、周辺事業者の方々の御意見もお聞かせいただきながら、より利便性の高い魅力ある駅周辺となるよう整備を進めてまいりたいと考えております。  最後に、3)その他、利便性向上の施策はにつきましては、駅前空間に必要な機能といたしまして、交通結節点機能のほか、防災、交流機能や都市環境形成機能、また、サービス機能が求められているものと認識しております。特にサービス機能といたしましては、議員御案内のとおり、カフェやレストランといった飲食店やコンビニ、スーパーといった生活に身近な商業施設のほか、市民生活の利便性に直結する行政窓口や来訪者をもてなすホテルなど、商業、観光関連施設の集積が期待されるところでございます。  市といたしましては、平成30年に作成いたしました桑名駅周辺地区整備構想において想定するこれらの利便施設の集積を期待しながらも、コロナ禍による社会環境の変化を踏まえ、変化に柔軟で安心して利用できる持続可能な施設整備が必要であると考えております。  いずれにいたしましても、駅等を利用される方々や民間事業者の方々のニーズの把握に努め、桑名駅東西の駅前広場の整備により、積極的な民間投資を促すきっかけを与えることで駅周辺の新たなにぎわい創出と中心市街地のさらなる活性化につなげていきたいと考えております。御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 69: 議長辻内裕也
     冨田議員、どうぞ。 70: 12番(冨田 薫)  御答弁ありがとうございました。  駐輪場については、やはり桑名市では考えていないということで、何で市民の方の声と一致してこんのかな、というところがちょっと不思議なんですけれども、昨日までの答弁の中でも、駅西、この部分については200億円以上、今まで投資されておるということで、このまま、もし駅が発展しないとなると何のために税金を投入してきたかというところが分からなくなるし、せっかくだからいいものを誘致できるような仕組みというのをつくってほしいかなというふうに思います。多度とか、企業誘致の立地奨励金、こういうものも過去やってきておるわけであって、駅前にもそういう考え方というのを導入していくというのも一つの手かなというふうには思っておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、3、ゲリラ豪雨対策についてということで、(1)浸水対策はということで、先日の9月4日、日曜日の夜中なんですけれども、ゲリラ豪雨でかなりの被害が出ております。職員の皆様におかれましても、市長もそうだと思いますけど、夜中に災害対応というところで御尽力いただきました。誠にありがとうございました。  今回のゲリラ豪雨の前の6月1日の市内の状況を見ていただきたいんですけれども、資料3になります。  写真、これ、ニュースでやっておるまちじゃなくて、これは本当に桑名市内の状況になりますけれども、皆さん、資料3を見ていただければいいかなというふうに思います。平常時が左側の絵になっておりまして、右側はこういう状況になっております。調べてみましたら、ブロックから推測すると約40センチ浸水しておるということで、裏側を見てもらうと、すごいなと思うのは、通常時、用水はこういう状態なんですよね。もう本当に何もない状態で、水がないとこんな状況になっております。それがもう本当に道か川か分からんような状態になっておるということで、用水路を測ってみたら幅が3メーター10センチあるんです。高さは75センチということで、この用水が全て埋まっちゃって、さらに道路まで行って30センチということで、かなりの水量が流れておるかなというふうに思います。  もう一枚、ちょっと裏の絵は違うんですけど、これも同じ場所の写真になりますよね。電柱のところを測ってみたら、推測でしかありませんけど、約50センチということで、非常に浸水状況がひどい場所になります。  9月4日、先日のゲリラ豪雨、これでもそこの方に聞いたところ、やっぱりシャッターの中まで浸水してきて非常に怖かったというようなところで連絡をいただきました。多分、今回の浸水でもそこはやっぱり20センチから30センチぐらい浸水したんじゃないかなというふうに思いますが、ここの場所については毎年1回か2回はやっぱり水につかることがあるということです。  この日とこの場所に限らず、市内、ほかの場所でもこのような状況が発生していると思いますが、桑名市でも内水浸水マップ、これは資料4になります。この絵ですね。こういう地図ですね。反対でした。赤いところが浸水を表しているというところなんですけれども、こういうことで被害の軽減ということで市民の皆さんには周知をしておりますけれども、頻発するゲリラ豪雨ですが、市内の浸水対策、現状どうなっておるかということで、よろしくお願いいたします。 71: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  上下水道部長。 72: 上下水道部長(栗原繁憲)(登壇)  こんにちは。  所管いたします事項3、ゲリラ豪雨対策について、(1)浸水対策はについて御答弁申し上げます。  本市におきましては、近年の異常気象によりゲリラ豪雨がもたらす浸水被害が市内各所で毎年のように発生しております。そこで、市内における浸水箇所の把握でございますが、市民の皆様や警察、消防等の関係機関からの御連絡、また、庁内各課の情報を基に把握に努めているところでございます。令和2年度には過去10年間に浸水被害が発生した箇所について庁内各課で把握している情報を集約した内水浸水情報マップを作成し、市のホームページで市民をはじめとした皆様に公表したところでございます。  これまでに浸水被害が発生した箇所につきましては、排水施設を管理する各所管において個別の調査を実施し、対応を行っております。対策例といたしましては、定期的な水路のスクリーン等のパトロールや民間の気象予報会社と契約し、予測できる範囲で必要な準備を行うなどの対応を行っておりますが、現在もなお浸水被害は発生しているのが現状でございます。  議員御質問の浸水被害の要因の調査につきましては、現在、国の通達、指導の下、市全域における下水道の雨水排水設備のほか、市管理の河川、排水機場を含む主要な農業排水路に関する現況調査と想定される最大規模の降雨時における浸水シミュレーションを各排水施設の所管部署と連携し作成しているところでございます。これらの調査及びシミュレーションの結果を踏まえ、浸水被害の要因を把握し、浸水被害の解消に向けた対策を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 73: 議長辻内裕也)  冨田議員。 74: 12番(冨田 薫)  御答弁ありがとうございました。  気象予報会社と契約して予測できる範囲で準備を行うということだったんですけど、非常に最近のゲリラ豪雨って、先日の9月4日ですけれども、私も夜中ずっとスマホで予想を見ておったんですけれども、普通、今までだったら、雨雲というのは流れてきて、そこで雨が降るというような予測ができたんですけれども、あれを見ておったら、流れてきて桑名市に雨が降っておるという状況じゃなくて、桑名市の上でいきなり雨雲が発生したみたいな状態になる。それがなかなかずっとそこに居座るみたいな、こういう状況になっていますので、非常に予測は難しいかなというのと、対策も本当に難しいかなというので、本当に大変だなというふうに思うんですけれども、なかなか対策も緊急に呼ばれるというようなことも結構増えちゃうのかなというので、職員の方は大変だなというふうに思うんですけれども、あと、この豪雨対策というか、浸水対策、これなんですけど、ずっとしゃべっていくといろいろ対策はあるんですけれども、よく出るのがポンプ場とか、こういうものを整備してほしいという声がやっぱりよく出るんですけど、ただ、ポンプ場の整備、これにかかるお金というのがどれぐらいかかるのかなということで、1か所どれぐらいかかるのか、おおよそで結構です。あと、ポンプ場の年間の維持費なんか、こんなのも分かれば教えていただきたいというふうに思います。 75: 議長辻内裕也)  上下水道部長。 76: 上下水道部長(栗原繁憲)  冨田議員の再質問に御答弁申し上げます。  ポンプ場の整備費につきましては、受け持つ排水区の面積によっても規模が違いますので、一概には概算費用もなかなか申しにくいんですけれども、直近で整備した甚内ポンプ場につきまして、建設費で約30億円ほどかかっております。  また、もう一つの御質問の現在のポンプ場の維持管理の費用につきましては、市内に8機場ありまして、昨年度で約1億8,000万円ほどかかっております。平均しますと1機場につきまして2,200万円ほどかかっておるという状況でございます。よろしくお願いいたします。                   (12番議員挙手) 77: 議長辻内裕也)  冨田議員。 78: 12番(冨田 薫)  ありがとうございます。  この図で見ても分かるように、非常に多い浸水箇所がありますけれども、甚内で30億円、私はもうちょっと安くできておるのかなと思ったんですけど、整備で30億円ということを考えると、大体数えると35か所あるので、とてもじゃないけど、やっていける、投資できるような、全部にもし投資したら大変なことになるなということで現実的には難しいかな、ポンプを設置するというのは。でも、どこかでやっていかなあかんのかもしれんし、この辺はしっかり判断していかなあかんかなというふうに思います。  それと、この浸水マップなんですけれども、見ていてちょっと思ったのは、今回、豪雨で浸水したところから結構連絡があったんですけれども、ここに載っていない地域が多々あるかなというふうに思いますので、これも更新をお願いしたいなというふうに思います。  今回の答弁、上下水道部にしてもらったんですけれども、実際に浸水対策をするとなると、農業用排水路も絡んできたりとか、都市整備部の雨水管というものが絡んできたりとか、あとは下水のほうの雨水管というようなところ、本当に多部署にわたってくる施策だと思うんですよね。しっかり庁内連携を取っていただきまして、浸水対策、これをまとめていかんと、本当に個別の部署で対応できるものではないというふうに思いますので、まずはしっかり調査して、部署ごとに押しつけ合いをせずにぜひやっていただけたらなというふうに思います。  あと、資料の5、見ていただくと、これは本当に難しいと思うんですが、資料5、若干違いますけれども、これと。浸水対策も、これは排水口の設計になるんですけど、排水口の部分は都市整備部になるんですよね。ずっとここから流れていって、ここから団地の下になると田んぼになるものですから、ここから流れる水は農林が担当と。さらにずっと水が流れていくと員弁川に流れていくんですけれども、そうなるとまた都市整備部というところで、なかなかいろんな部署が絡んでくるということで、本当にどこの部署が対応するかというよりも、ゲリラ豪雨をどうやって対策して解決していくのかということを優先してやっていただけたらなというふうに思います。  次、本当にお金のかかるような話ばかりで非常に申し訳ないなというふうに思っておりますけれども、自分はゲリラ豪雨対策、市民の方から投げかけられまして、どういう対策があるのかなということでずっと考えておりました。お金をかけずにできること、すぐできそうなことということをどういうことがあるのかなということで考えたのが次の質問になりますけれども、(2)、丘陵地開発による排水・貯水池の課題についてということで、過去にも調整池に水が入らない、だから、浸水するのではないかというような議論がありましたけれども、実際に雨が降ったときに調整池へ行ってみると、確かに雨量に対して調整池の水位が明らかに低い場合も確認できるときもあります。  資料5、この状態になりますけれども、こういう状態ですね。これは丘陵地にある団地になりますけれども、排水設計、先ほども説明したように、排水路はこういう形で設計してあるんですよね。要は側溝に入って排水ますというところに入って、それが雨水管というものを通ってこの貯水池に入っていくと。これが放流、ためておいて後から放流するということで水を流していくということですね。これが農業排水路を通ってさらに員弁川に流れるという設計になっています。結局、水は全て員弁川に流れていくということで、員弁川に流れていくと水位が、いろんなところから集まってきた水位が上がっていくと。そうすると、川下のほうで支川が合流するところで水位が高くなるもんですから、合流する地点でこっちの水が流れないからバックウオーターという状態、これが起きて浸水するというような状況になるわけですね。  だから、これをどうやって防ぐことができるのかということを着目してみたんですけれども、一つ目は、問題点として、資料の6、上のほうをちょっと御覧ください。  資料6になります。上のほう見ていただくと、これは排水ますなんですけれども、詰まっているわけですね。石が詰まっておったり、葉っぱが詰まっておったりと。これは山間部の写真になるんですけど、ちょっと下のほうの写真になりますと、これは団地の中で撮影した写真なんです。葉っぱが落ちちゃって、これがへばりついちゃうもんだからここに水が入らないというようなことがあったり、結局、ここに水が入らんものですから道路を伝ってそのままダイレクトに水が農業用排水路に流れて、そうすると調整池に入らんもんですから、その分が川に一気に流れちゃうということが一つ問題としてあるんじゃないかなというふうに考えます。  2点目、排水ます自体が機能していないという状況なんですけれども、実際に蓋をちょっと開けてみますともう完全に詰まっちゃって、どれぐらいの量があるのかなと思ってやってみたところ、本当に土のう袋、あれでいうところの4杯分ぐらい、ぱんぱんになりまして、何でこんな状況になったのかなと思うと、土が流れてきたんじゃなくて、葉っぱが蓄積されて、これが腐葉土化して、栄養分がいいものだから、そこから草が生えてという状況がこの写真になると思うんですけれども、こういう状況もあるわけですよね。なので、こういう状況になっちゃうと、さっき言ったように、水が本来の設計どおりに排水設計に入らずに、そのまま道路に流れちゃう、こういう状況があるんじゃないかなというふうに思いますので、これも一つ考えなきゃいけないかなと。  あとは写真にも載せてありますが、これは貯水池と呼ばれるものなんですけれども、ここもやっぱり土石、結構堆積しておる。これも本来貯水できる貯水量が維持できていないんじゃないかなということで、いろいろ対策を考えた中で一番簡単なのは、どぶさらい、これをやることって非常に重要じゃないかなというふうに考えますが、どのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 79: 議長辻内裕也)  当局の答弁をお願いいたします。  都市整備部理事。 80: 都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治)(登壇)  所管いたします事項3、ゲリラ豪雨対策について、(2)丘陵地開発による排水・貯水池の課題への対応はについて御答弁申し上げます。  議員御承知のとおり、丘陵地における宅地開発などの調整池につきましては、開発区域内における雨水流量を一時的に調整し、下流域に影響を及ぼすことのないよう、開発区域の面積や放流先の河川などの要件により、指導の上、設置されております。  議員からは、雨水排水が調整池に流入するまでに途中の道路側溝や集水ますに土砂が堆積しているのでは、との御指摘でございますが、現在、地域の側溝や集水ますといった道路施設につきましては市職員のパトロールによる維持管理を行っており、日常的な清掃などにつきましては、地元自治会に御協力をお願いし、機能維持に努めているところでございます。  しかしながら、近年のいわゆるゲリラ豪雨のような短時間に想定を超える雨量を観測することも多く、一部の区域につきましては道路冠水を生じさせることとなっており、対応に苦慮しているところでございます。  そこで、抜本的な対策といたしましては定期的な側溝などの清掃が考えられますが、市内には1,000キロを超える市道を有しておりまして、また、そのほか、農道や国道、県道を含めますと相当たる発生する土砂があるかと推定されます。このような土砂の処分地や費用の問題が考えられます。このことからも、今後より一層の町内清掃などでの御協力をお願いするとともに、限られた予算を活用しての道路維持管理業務と職員による作業を併用しながら、効果的かつ効率的な道路排水施設の維持管理に努めてまいりたいと考えております。  また、市内における調整池につきましては、開発区域内の雨水排水を計画どおり取り込み、適正に機能しておると考えております。  いずれにいたしましても、さきの上下水道部長からの御答弁にもございましたように、関係機関並びに庁内関係部署としっかり連携の上、浸水被害の軽減に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。                   (12番議員挙手) 81: 議長辻内裕也)  冨田議員。 82: 12番(冨田 薫)  ありがとうございます。  調整池については適正に管理されているということだったんですけど、さっきの写真、こういう場所もありますわね。調整池、土砂が堆積しておるというようなところもあるんですけれども、やっぱり土を一回掘ったほうがいいんじゃないかなというふうに思いますけれども、この辺、どう思われますか。 83: 議長辻内裕也)  上下水道部長。 84: 上下水道部長(栗原繁憲)  冨田議員の再質問に御答弁申し上げます。  調整池につきましては定期的にパトロールを行い、予算の範囲内で樹木の伐採やしゅんせつ等も計画的に行っているところでございますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。                   (12番議員挙手) 85: 議長辻内裕也)  冨田議員。 86: 12番(冨田 薫)  ありがとうございました。  ちょっとずつはやってもらっておるというのは私も理解していますし、本当に努力はしてもらっておるかなというふうに思いますので、引き続き計画的にやっていっていただけたらなというふうに思います。  もう一個、最後にちょっと話をさせていただきたいんですけれども、隠してありました。隠し玉がこちらでございます。これは排水ますの3D模型になります。これも朝までかけて一生懸命作っておりましたけれども、小学校の夏休み工作よりひどい出来で申し訳ございません。市内の写真を撮った状況を説明しますと、要は、ます、後ろの方にもサービスしてお見せしますけど、こういう状況になっておりまして、これはグレーチングと言われる蓋がありますわね、大体。実はこういう状況で泥や草が生えたり、それから、葉っぱの堆積というので、これが水が入らん一つの原因をつくっておるかなということです。  あとは市内の排水ますをずっと確認したところ、大体のところは本当にきれいになっておって、見るとこんな感じかな、こんな感じですわ。これぐらいの状況のところがほとんどで、本当に適正に管理されておるところが多いかなというふうに思います。ただ、あるところを開けてみると、やっぱりこれぐらい、こういったところも多いですね、これぐらいの量。ちょっと黄色信号になってくるところがこれぐらいのところですね。これが続いていくと最終的に土砂がたまって、こういう状態になっていくということで、こうなると完全にもう排水機能は機能しないんですよね。なので、もしかしたら、たかがどぶさらいと思われるかもしれんし、大変だというのも非常に分かるんですよね。今でも逆に、もう高齢化して、排水ます、そんなどぶさらいなんてできませんよという声もいただくんですけど、これはやっぱり市民同士の何とか助け合いでやっていかないと、なかなかゲリラ豪雨対策ができないんじゃないかなというふうに思います。  それと、もう一個気づいたのが、これがちゃんと、どぶさらいされておれば、この分というのは間違いなく貯水池の機能を果たすんじゃないかなということで、市内にどれぐらいこの排水ますというのはありますか。お答えを願います。 87: 議長辻内裕也)  答弁をお願いいたします。  都市整備部理事。 88: 都市整備部理事(スマートインター・庁内連携担当)(佐藤良治)  冨田議員の再質問に御答弁申し上げます。  排水ます、集水ます、先ほど御答弁させていただきましたように、市内、市道につきましては1,000キロを超える延長と。それにプラス農道、国道、県道、それぞれ延長にかける両端の側溝があるかと思います。数に関しましては把握はしておりませんが、推測いたしますと万単位、もしくは何十万単位という集水ますが市内には設置されておると思います。以上でございます。                   (12番議員挙手) 89: 議長辻内裕也)  冨田議員。 90: 12番(冨田 薫)  ありがとうございました。  万とかいう単位であれば、先ほどのこの分の容積、これだけの部分掛けるますの個数がちゃんと適正に管理されておれば、貯水池の機能一つ分ぐらいにはなるんじゃないかなというふうに思いますので、これは本当に地域の皆さんにお願いしていかなしようがないかなと思いますけれども、本当に市民の方にお願いするしかないのかなというふうに思います。  前の議会でも言いましたけど、そこをどうやって楽しんでできるかという工夫を市のほうで何か考えて動いてほしいなと。ごみ拾いもスポGOMI、スポーツとごみ拾いを掛け合わせたようなものであったり、そういうものも今世の中にありますので、スポーツとどぶさらい、これをどう掛け合わせていくかというので、そういう知恵も使っていただけたらなというふうに思います。  最後に、資料の7番、8番を見ていただくと、この間の4日の状況なんですけど、これは段差スロープと言われるものです。駐車場へ乗り上げするときの段差を解消、どんどんとならないようにするためのスロープなんですけれども、これが厳密に言うと違法ということになるわけですね。道路交通法ですか、勝手に、要は市の土地にこういうものを設置したという状況になっておるみたいなんですけど、現実的にはどこでも使ってみえるということで、この段差プレートというのが大量に流されて、先ほども説明しましたこの地域でいうと、ここ、こういう状況でこの辺からもうだーっと流れて、ここの下の信号のところまで流れて、さらにこの農業排水路、ここまで流れていったということで、これは新たな問題じゃないかなというふうに思います。これも夜中の12時から1時ぐらい、これが大量に道路にあふれておりまして、市民の皆さんも夜中にやっていただいた方もみえますし、それから、職員もこれを全部道路に寄せていただいたということなんですけれども、本当に1個10キロぐらいのゴム製のもの、これが三つ連結されておる。30キロぐらいありますわね。これもずっと流されたということで、私も夜中の3時に何で知ったかというと、市民の方から大変なことになっていますよ、という連絡をいただきまして、ちょっと外を見たら大変なことになっておる。確認して写真を撮ってきたわけなんですけれども、こういう状況、これも新しい課題なのかなというふうに思います。農業用排水路に落ちたものも農林水産課の職員に回収していただきました。今は、まちづくり拠点に一時的に保管をしていただいておるということなんですけれども、こういう新しい課題もありますので、本当にこれは難しい課題だとは思いますけれども、これからもこういうグレーゾーンと言われるようなものなんですけど、ここもきちっと解決していっていただきたいなというふうに思います。  これで、今回が私の最後の、私の最後じゃない、今回が議会の最後の一般質問になりますけれども、この先もこの議場で桑名市のためになる議論が活発に行われること、それを期待しまして今回の私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 91: 議長辻内裕也)  これをもって、一般質問を終結いたします。  最後に、各常任委員会等の開催について念のためお知らせいたします。  12日午前10時からは総務安全委員会が第1会議室において、教育福祉委員会が第2会議室において、翌13日午前10時からは都市経済委員会が第2会議室において、それぞれ開催されますので、よろしくお願いいたします。また、各常任委員会の休憩中には決算特別委員会の各分科会が開催されるとともに、26日午前10時からは決算特別委員会全体会が第1会議室において開催されますので、よろしくお願いいたします。    ───────────────────────────────────────  ○散会の宣告 92: 議長辻内裕也)  以上をもって、本日の日程は全て終了しました。
     次回は、来る29日午後1時に会議を開きます。  本日は、これをもって散会いたします。                                     午後0時04分 散会  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        議     長       辻 内 裕 也        署 名 議 員       伊 藤 惠 一        署 名 議 員       渡 邉 清 司 発言が指定されていません。 Copyright (c) KUWANA CITY ASSEMBLY MINUTES All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...